参天製薬が6日発表した2025年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比26%減の139億円だった。主力の網膜疾患治療薬で薬価の引き下げが響いたほか、抗アレルギー治療薬も取引先となる医薬品卸の在庫調整により出荷が減少し、利益を押し下げた。
売上収益(売上高に相当)は前年同期比6%減の1378億円、営業利益は25%減の179億円だった。海外では欧州での販売が堅調だった一方、中国向けが伸び悩んだ。
2026年3月期通期の連結業績予想は据え置いた。売上収益は前期比2%減の2940億円、純利益は6%減の340億円を見込む。
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