トヨタ自動車の「ヤリス」の派生車の「ヤリスクロス」

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が7日発表した10月の車名別新車販売は、トヨタ自動車の小型車「ヤリス」が6カ月ぶりに首位に立った。6月に新型車を発売したダイハツ工業の軽自動車「ムーヴ」は前月の4位から2位に浮上した。

ヤリスは前年同月比1%増の1万7041台だった。2025年4月以来6カ月ぶりに首位に立った。2月に一部改良し、特別仕様車も設定した効果が続いている。都市部でも取り回しがしやすいサイズや燃費性能の高さから人気が根強い。

2位はダイハツのムーヴで、3.1倍の1万6015台だった。23年に不正問題が発覚してから初めての新型車として6月に発売し、好調を維持している。ダイハツはムーヴがけん引し軽自動車の新車販売で1年10カ月ぶりに首位に返り咲いた。

3位はスズキの軽自動車「スペーシア」で1%増の1万4420台だった。9月まで5カ月連続で首位だったホンダの軽自動車「N-BOX」は24%減の1万2784台で5位に転落した。

乗用車の電気自動車(EV)販売は35%増の5858台だった。新車販売に占めるEVの割合は1.8%で前年同月より0.5ポイント上がった。ホンダが9月に発売した軽EV「N-ONE e:」が1141台で全体を押し上げた。

【関連記事】

  • ・EV新車販売、4〜9月は2年ぶり増 ホンダの新型軽がけん引
  • ・ダイハツ、1年10カ月ぶり軽自動車首位 新型ムーヴけん引
  • ・ダイハツ井上社長、30年までの新車電動化「見直す」 認証不正で遅れ
BUSINESS DAILY by NIKKEI

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。