25年4〜9月期連結決算を発表したマツダ

マツダが7日発表した2025年4〜9月期連結決算は、最終損益が452億円の赤字(前年同期は353億円の黒字)だった。米政権による関税影響が業績を直撃した。為替が前年同期より円高に振れたことも利益を押し下げた。事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス、371億円の赤字)を下回った。

売上高は6%減の2兆2384億円、営業損益は538億円の赤字(前年同期は1030億円の黒字)だった。マツダは世界販売のうち米国販売が3割を占め、そのうち8割を日本とメキシコからの輸入に頼っている。関税影響は大きく、営業損益ベースで971億円の減益要因になった。円高も341億円の減益要因になった。

2026年3月期の業績予想は経常利益の見通しを引き上げ、前期比64%減の680億円(従来予想は72%減の530億円)とした。売上高は2%減の4兆9000億円、純利益は82%減の200億円と据え置いた。

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