オムロンが7日発表した2025年4〜9月期の連結決算(米国会計基準)は、最終損益が90億円の黒字(前年同期は33億円の赤字)だった。主力のファクトリーオートメーション(FA)機器などの制御機器が回復したほか、前年同期に213億円の構造改革費用を計上していた反動で最終黒字を確保した。
売上高は前年同期比5%増の3934億円だった。半導体などを手掛ける顧客の設備投資は堅調で工場の自動化を支える制御機器の需要が回復した。営業利益は177億円と8%減った。販管費や研究開発費の固定費が膨らんだ。
26年3月期は売上高が前期比5%増の8450億円、純利益が78%増の290億円を見込む。米国の関税政策による影響が不透明なため、これまでは予想に幅を持たせており、売上高は2%増の8200億円から4%増の8350億円、純利益は78%増の290億円から2.2倍の355億円を見込んでいた。
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