
アマゾンジャパン(東京・目黒)は7日、書籍の音声版を提供するサブスクリプション(定額課金)サービス「Audible(オーディブル)」の試聴イベントを東京都渋谷区で始めた。作家による書き下ろし作品で新たな利用者を獲得する。
9日まで渋谷駅構内のスペース「渋谷ちかみち」で、14〜16日に阪急大阪梅田駅構内の「ビッグマン前広場」で開く。来場者は、会場に用意されたスマートフォンやタブレットを使ってオーディブルを体験する。

会場では、11日から配信される作家・湊かなえさんの小説「暁星(あけぼし)」の一部も試聴できる。同作は湊さんが音声版のために書き下ろしたミステリーで、27日に双葉社(東京・新宿)から書籍版が刊行予定だ。
オーディブルは2015年に「聴く読書」として日本でのサービスを始めた。ベストセラーを中心に、書籍をナレーターや声優が読み上げた音声コンテンツを提供する。近年は出版社と連携し、まずオーディブルから音声版を配信、その後に出版社から書籍版を出す作品も増やしてきた。
オーディブルの日本事業を統括する逢阪志麻カントリーマネージャーは「独自性を示すためにも、オーディブルのための書き下ろし作品に力を入れていく」と話した。
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