
日清オイリオグループは7日、2026年3月期の連結純利益が前期比83%増の235億円になりそうだと発表した。従来予想から40億円下方修正した。油脂・油糧事業では国際的なバイオ燃料の需要拡大により大豆油相場が上昇。製造や物流にかかるコスト上昇分の価格転嫁が遅れ、販売数量も落ち込む。
売上高は2%増の5400億円、営業利益は22%減の150億円を見込み、それぞれ従来予想から100億円、60億円下方修正した。
同日発表した25年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比3%増の2699億円、純利益は2.5倍の185億円だった。土地の売却益として231億円を計上した。加工食品・素材事業はチョコレートの価格改定が進み増収増益。海外油脂・加工油脂事業は販売単価が上昇したものの粗利単価は下落し、増収減益だった。
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