浜松ホトニクスが7日発表した2025年9月期の連結決算は、純利益が前の期比44%減の142億円だった。デンマークのレーザー装置メーカーの買収に伴うのれん償却費や研究開発費の増加などが利益を押し下げた。

売上高は4%増の2120億円だった。レーザー事業が買収効果で大幅な部門増収となった。旺盛な半導体需要を背景に、製造・検査装置向けのイメージセンサーや故障解析装置も好調だった。電子管事業は米国立衛生研究所の予算削減の影響を受けた。

26年9月期は売上高で前期比5%増の2220億円、純利益で1%増の143億円を見込む。半導体関連は良好な事業環境が続くとみている。

あわせて最大200億円の自社株買いを実施すると発表した。期間は10日〜26年9月30日で、発行済み株式総数(自己株除く)の5.02%にあたる1500万株を上限に買い付ける。

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