北海道伊藤園と土倉の本社(札幌市)

伊藤園は7日、傘下の北海道伊藤園(札幌市)と、茶葉製品の製造・販売事業を担う土倉(札幌市)を経営統合すると発表した。2026年5月1日に統合する。北海道で茶葉や飲料の販売力を高めるほか、同地域に根ざした商品開発も強化する。統合後は「北海道伊藤園」の社名を引き継ぐ。

土倉は1958年の創業で、伊藤園が13年に連結子会社化した。同社の茶ブランド「土熊」などの製造・販売は継続する。伊藤園は24年5月に北海道での飲料販売事業を分社化し、北海道伊藤園を新設した。同社は札幌市内の土倉の社屋に本社を置いている。

伊藤園は「両社が蓄積してきたノウハウやブランド等の経営資源を一体的に活用し、グループシナジーの強化を図る」としている。

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