埼玉県は渋沢MIXの取り組みとして、県内企業と大企業などをマッチングするプログラムを運用している

埼玉県が運営する、県内企業と全国の大企業などをマッチングして新たな事業開発を目指すプログラム「Canvas(キャンバス)」で、15の共創テーマに取り組む計30社がこのほど確定した。成長性の高い市場への参入を目指す県内企業を後押しすることで、県経済の底上げにつなげる。

プログラムは7月に開業した県のイノベーション拠点・渋沢MIX(さいたま市)の取り組みの一環として、立ち上げた。1テーマにつき、開発や実証などの費用500万円を支援し、コンサルタントによる伴走支援にも取り組む。

6月までにテーマを提示する「ホスト企業」の15社を決定。このほど、各ホスト企業と組む「パートナー企業」の15社が決まった。

ロッテはペリカン石鹼の埼玉工場(埼玉県深谷市)と連携し、カカオ豆残さの香りと繊維を生かした商品を開発。陸上養殖事業を営むさかなと(埼玉県横瀬町)は、水産養殖向けのクラウド開発・運用などをてがけるアクト・ノード(相模原市)と組み、持続可能な陸上養殖を目指す。

県は2026年3月、成果発表会を実施する予定だ。

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