新電力のTGオクトパスエナジー(東京・港)は島根県で液化石油ガス(LPG)会社と組み、オール電化の戸建てを主な対象に電気の販売を始めたと発表した。LPガス会社向けに電気料金プランを作り電気を供給する。

島根県の浜田ガス(同県浜田市)と出雲ガス(同県出雲市)と提携した。オクトパスによると、地方の新築戸建ての約9割がオール電化住宅だという。浜田・出雲ガスの顧客数は合計で約1万世帯で、電力小売りに参入して顧客数を増やす。

オール電化向け料金プランはオクトパスの顧客管理システムを使い、約2週間で設計した。競合と比べて料金プランの設計や修正が簡単で、LPガス会社が電気小売りに参入する際の負担を減らせるという。

今後は沖縄を除く全国のLPガス会社を対象に電気料金プランを販売する。まずは冬にかけて特に暖房需要が増える北海道・東北・北陸地方のLPガス会社との提携を進める。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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