物語コーポレーションは純利益が大きく伸びた

「焼肉きんぐ」を運営する物語コーポレーションが7日発表した2025年7〜9月期の連結決算は純利益が前年同期比46%増の19億円だった。国内・海外ともに新規出店が寄与した。原材料価格の上昇などの負担が大きくなるなか、商品開発の強化と価格改定で既存店売上高を伸ばし増収増益を維持した。

売上高は20%増の355億円、営業利益は16%増の27億円だった。ラーメン店「丸源ラーメン」とすし・しゃぶしゃぶの食べ放題専門店「ゆず庵」が売上高と客数ともに前年同期を上回り全体をけん引した。定番商品の改良やメニューの価格改定のほか、ブランドの認知度の向上が貢献した。

海外事業では中国を中心に展開するハンバーグ専門店「肉肉大米」の新規出店などにより売上高が3倍となった。4月に買収した米国の鉄板焼きレストラン事業の計上も影響した。

26年6月期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比19%増の1471億円、純利益は20%増の74億円を見込む。

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