電子部品を手がけるタムラ製作所は10日、2026年3月期の営業利益が前期比4%減の50億円になる見通しだと発表した。従来予想は11%減の46億円だった。北米中心にデータセンター向け大型変圧器の需要が想定より伸びた。純利益は42%減の16億円で据え置いた。
売上高は前期比5%増の1200億円とした。従来予想から80億円上方修正した。生成AI(人工知能)普及を背景として、データセンター向けに電圧を制御できる大型部品の引き合いが強い。同製品はメキシコ工場で手がけており、需要増に対応するべく4億円を追加で投資する。
同日発表した25年4~9月期の連結決算は、純利益が66%減の3億1900万円だった。中国の合弁会社の株式を売却したことに伴って特別損失を計上した。売上高は11%増の581億円だった。
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