ハードオフコーポレーションは10日、タイに現地法人を設立すると発表した。現地で買い取り販売するリユース店を運営するのが目的で、今後タイでの直営店数を増やしていく計画だ。同社は米国と台湾でも現地法人を設立して事業を展開しており、長期ビジョンとして掲げる海外1000店舗の達成に向けてタイでの事業を進めていく。

ハードオフは現在、海外で23店舗を展開している。タイではフランチャイズチェーン(FC)店4店を展開し、現地では買い取りをせず日本から輸入した商品のみを販売している。今後は直営店舗を増やし、基本的には現地で商品調達して販売するビジネスモデルをタイでも進めていく。

現地法人の設立は2026年3月ごろを予定。資本金は約940万円。出資比率はハードオフが49%、タイ国内の法人が51%となる予定だ。

同日同社が発表した25年4〜9月期の連結純利益は前年同期比で9%減の9億2500万円だった。売上高は7%増の172億円だったが、新店の開業費用や人件費の増加などによる販管費が増えたことで減益となった。26年3月期は売上高で前期比7%増の360億円、純利益で6%増の24億円の従来予想を据え置いた。

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