2025年4〜9月期の決算を説明するTOKAIホールディングスの小栗勝男社長(10日、静岡市)

TOKAIホールディングスが10日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比51%増の36億円だった。エネルギーをはじめ各事業の顧客が増えるなどして収益が拡大した。売上高は3%増の1144億円。売上高、純利益とも4〜9月期として過去最高だった。

エネルギー事業の売上高は横ばいの454億円。燃料コストの低下で販売価格を引き下げたが、小規模ガス事業者の事業を譲り受けるなどして顧客数を88万7000件と前年同期から9000件増やした。

情報通信事業の売上高は6%増の300億円。法人向けにクラウドサービスなどが伸びた。ケーブルテレビ、建設設備不動産、飲料水サービスの各事業も好調だった。

26年3月期通期は従来予想を据え置き、売上高が前期比4%増の2530億円、純利益が9%増の100億円になる見通し。静岡市内で10日に開いた記者会見で小栗勝男社長は「すべての事業で顧客基盤が順調に拡大している」と強調した。

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