プレイドが提供を始めたデータ経営支援サービスのイメージ

顧客データ分析サービスを手がけるプレイドは、電子商取引(EC)サイト上の顧客データを人工知能(AI)で分析して事業の改善策を提案するサービスを始めたと発表した。顧客がなぜそのような行動をとるのかAIを使って深く分析し、購買体験の向上や新商品開発につなげる。アパレルや旅行など今後2年間で100社への提供を目指す。

サービス名は「Context Lake(コンテクストレイク)」。ECサイトでの顧客の行動データや購買履歴を分析する。例えば、シンプルで仕事にも使いやすい定番スニーカーをECサイトで閲覧している顧客がその前に同様の特徴を持つスニーカーを見ていたことを把握したとき、類似する商品をおすすめとして提示する。

生成AIを活用してメーカーによる商品説明や画像を分析し、微妙な色味や商品の雰囲気といった定性的な情報を自動で把握できるようにした。これまでうまく活用できていなかった大量のデータを生かし、顧客企業の経営改善につなげる。

月額料金は最低200万円から提供する。まずはアパレル企業にサービスを提供し、その後旅行や金融にも広げる計画だ。

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