NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は12日、2025年12月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比68%減の100億円になる見込みだと発表した。7%増の340億円を見込んでいた従来予想から一転して最終減益になる。欧州事業の先行きの伸び悩みなどを踏まえ、のれんの減損損失を計上する。
今期の純利益予想は事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス、342億円)を下回る。
売上高にあたる売上収益は微増の2兆5800億円、営業利益は2%増の500億円とそれぞれ200億円、110億円引き下げた。不採算事業の譲渡損も織り込んだ。低収益不動産の売却を進めるが補えない。
同日発表した25年1〜9月期の連結決算は、売上収益が前年同期比で微増の1兆9085億円、純利益が37%減の115億円だった。日本事業の販売単価の引き上げなどで増収を確保した。利益面では円高による為替差損が響いた。
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