
住友ゴム工業は12日、2025年12月期の連結売上高にあたる連結売上収益(国際会計基準)が前期比1%減の1兆2000億円になる見通しだと発表した。微増の1兆2150億円としていた従来予想から一転、減収を見込む。米国関税を踏まえて北米で実施した値上げの影響などで、一部タイヤの販売が落ち込む。
純利益は4.6倍の450億円、事業利益は8%増の950億円とする従来予想を据え置いた。前期は北米工場閉鎖に関する損失を計上し大幅減益となっていた。
米関税影響による通期のコスト増は130億円と、従来予想より15億円減らした。住友ゴムは値上げがタイヤ販売に及ぼす影響について「10月ごろには一巡した」としている。
同日発表した25年1〜9月期の連結決算は、売上収益が前年同期比2%減の8616億円、純利益は6.4倍の260億円だった。
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