食品製造機械のレオン自動機は12日、2026年3月期の連結純利益が前年同期比7%減の36億円になる見通しだと発表した。従来予想から4億円上方修正した。年間配当も従来予想から6円積み増し54円にする。円安傾向が続くほか、人件費高騰などで世界的に自動化ニーズが高まり、食品機械の販売が好調に推移すると見込んだ。
同日発表した25年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比1%増の199億円だった。北米・南米の食品機械販売事業が大きくけん引し、同地域での売上高は現地通貨ベースで45%増となった。ただ原価率の上昇や、米欧の大型展示会への出展で広告宣伝費が増え、営業利益は11%減の24億円、純利益は10%減の17億円だった。
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