自動車部品製造の小倉クラッチは12日、2026年3月期の連結純利益が前年同期比82%減の2億1000万円になる見通しだと発表した。従来予想(3億5000万円の赤字)から5億6000万円引き上げた。輸送機器用事業でアジア(中国を除く)、米国での売り上げの減少が影響したものの生産性を向上させ黒字を見込む。売上高は8%減の406億円とした。

同日発表した25年4〜9月期の連結決算は純利益が前年同期比19%減の2億3400万円だった。売上高は7%減の205億円で減収減益となった。未定としていた25年4〜9月期の配当(中間配当)は無配にすると発表した。26年3月期末の配当は引き続き未定(前期は50円)とした。

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