
バーチャルユーチューバー(Vチューバー)事業を手掛けるBrave group(ブレイブグループ、東京・港)は、韓国ネット大手のカカオと資本業務提携したと発表した。韓国で5000万人の利用者を抱える会話アプリ「カカオトーク」などを運営するカカオと組み、同国を含めたグローバル展開を加速する。
ブレイブグループの第三者割当増資をカカオの投資専門子会社のKakao Investment(カカオインベストメント)が引き受けた。金額は非公開としている。
ブレイブグループは2017年の創業で、Vチューバー関連の知的財産(IP)における事業開発力が強み。同業を中心にM&A(合併・買収)を進める拡大戦略を取る。Vチューバー市場は韓国で拡大しており、同社は7月、韓国最大級のStelLive(ステライブ)を買収し、韓国法人を設立している。
カカオは「カカオトーク」のほか、音楽ストリーミングサービス「Melon(メロン)」など多数のサービスを展開し、韓国のエンターテインメント市場で大きな存在感を持つ。両社が持つ資産やノウハウを組み合わせることで、「新しい価値の創出と市場拡張が加速する」(カカオインベストメント)とみている。
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