保育大手のJPホールディングスは12日、2026年3月期の純利益が前期とほぼ同額の39億円になる見通しだと発表した。従来予想から1億7600万円上方修正した。運動メニューが豊富なスポーツ保育園やバイリンガル保育園など、特色のある保育施設の増加が奏功し、売り上げが想定を上回った。
売上高は3%増の422億円、営業利益は3%増の59億円を見込む。従来予想より売上高は3億2200万円、営業利益は3億4500万円上回った。運営する保育施設数や通園する乳幼児数が順調に増える。
同日発表した25年4〜9月期の連結決算は、純利益が9%減の17億円だった。前期に再開発による本社移転の補償による特別利益2億100万円を計上していた反動があった。売上高は8%増の207億円で過去最高となった。4月に学童クラブと児童館を25施設開くなど、学童施設が伸びた。
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