静岡市は新たな食の土産開発に向けたアイデアコンテストを開く。観光宿泊客1人当たりの土産消費額が全国平均を下回っており、食品製造業の集積を生かして商品を開発し消費や来訪の拡大を狙う。販路開拓などを支援し、2026年度中の商品化を目指す。
10月14日まで募集する。市内外の個人も応募できる「アイデア部門」と、市内事業者などを対象とする「商品開発部門」の2部門を設ける。賞金は両部門で最優秀賞1点10万円、優秀賞2点各5万円。
駅や観光地で販売でき、持ち運びや常温保存、日持ちすることが条件。11月中旬に書類審査でそれぞれ5作品程度を選ぶ。12月中旬に最終審査としてプレゼンテーションを行い、各部門最大で3作品を表彰する。
地域性や独自性、市場性などを基準に、マーケティングの専門家や地元小売り・観光関係者が審査する。
入賞者には26年1月下旬にアイデアと商品化を希望する事業者を結びつける会合を開く。2月以降は試験販売など商品化に向けた支援を進める。市は25年6月補正予算で運営費や賞金など計200万円を計上した。
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