三菱造船が新日本海フェリーなどに引き渡した大型カーフェリー「けやき」

三菱重工業傘下の三菱造船は、新日本海フェリーおよび鉄道建設・運輸施設整備支援機構向けに建造した大型カーフェリー「けやき」を三菱重工業下関造船所江浦工場(山口県下関市)で引き渡したと発表した。同船は14日に小樽港発、舞鶴港行きとして就航した。

同船は国内フェリーで初めて「ダックテール」を有する「バトックフロー船尾船型」や、垂直船首形状などの省エネ船型を導入した。ダックテールはアヒルの尻尾のように突き出した船体形状で、バトックフロー船尾船型は船の後部形状を工夫して水の抵抗を減少させる船型技術だ。さらに省エネ型の減揺システムも搭載して推進抵抗を抑えるなどした結果、従来船に比べて5%の省エネを可能にしたという。

船内は3層吹き抜けのエントランス、壁や扉が透明なエレベーター、2層吹き抜けのフォワードサロンを備える開放的な空間となっている。最上階には露天風呂のほか、多様なコンテンツを鑑賞できる多目的ルームがある。さらに、様々なタイプの船室を設けることで、利用者のニーズに合った船旅を提供できるとする。

全長199メートル、幅25.5メートル、総トン数1万4157トンで、航海速力は28.3ノット。旅客定員は286人で、トラック約150台と乗用車約30台を積載できる。

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