日本ケンタッキー・フライド・チキン（KFC）は18日、鶏モモの一枚肉を使ったハンバーガーの新商品を発売すると発表した。26日から数量限定で、一部を除く全国の店舗で販売する。KFCではこれまでパーティーや家族向けといった需要が多かった。ランチや個食向けの需要を開拓しようと、バーガーメニューを強化する。
新商品「ケンタの鶏竜田バーガー」（単品540円）は開発に8年を要したという。鶏モモの一枚肉を使い、肉のジューシーさを特徴とする。高温で圧力をかけずに揚げることで、衣のザクザクした食感が楽しめるようにした。併せて「ケンタの鶏竜田バーガーピリ辛しょうが」（同570円）も発売する。
18日に東京都内で開いた新商品発表会で、日本KFCの遠藤久社長は国内のチキン需要は高まっているとした上で「ケンタッキーの本気を象徴する新商品だ。チキン専門店としてこだわり抜いて作った」と語った。今後は「バーガーのラインアップをさらに強化し、個食や平日のランチ需要を確実に獲得する」とも述べた。
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