日本生命保険は18日、銀行などへの出向者が出向先の情報を不正に持ち出していた問題で、担当役員らを減給処分したと明らかにした。ニッセイ・ウェルス生命保険でも関係幹部を減給にした。処分の対象となった人数や、対象者の実名は公表できないとした。朝日智司社長や清水博会長、筒井義信特別顧問は報酬を自主返納した。

18日にオンラインで開いた記者会見で明らかにした。法人部門の担当役員や部長を減給処分とした。経営幹部による指示はなかったとして、朝日社長や清水会長などへの処分はなかった。説明会に参加した柏原宏治総合企画部長は「フロントへのけん制をしてこなかったことが不正を助長する風土の醸成につながった」と述べた。

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