キユーピー、マヨネーズのキャップ17%軽量化　プラ年3.4トン減

キユーピーは19日、重さ約4.3グラムと約17%軽量化したマヨネーズのキャップを開発したと発表した。700グラム入り商品の11月中旬製造分から順次切り替える。年間約3.4トンのプラスチックと約13トンの二酸化炭素（CO2）排出量の削減をそれぞれ見込む。キャップに使われるプラスチックの量はマヨネーズの容器包装全体の約2割を占めている。

現行のキャップは約5.2グラム。出し口を高くしてマヨネーズが垂れないようにしていたが、その分プラスチックの使用量が多くなっていた。新型キャップは高さを3.9ミリメートル低くした。扱う際に滑りにくくする凹凸部分を上部のみに残し、下部は滑らかにして薄肉化した。出し口の位置を中心から手前に移動させることで垂れにくさを維持した。

キャップの改良は20年ぶり。キユーピーグループは2030年度にプラスチック排出量削減率を18年度比で30%以上の目標を掲げている。

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