
商工組合中央金庫(商工中金)が19日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比15%増の161億円だった。貸出金利回りの上昇に伴い、融資などによる単体の資金利益は9%増の637億円だった。貸倒引当金の戻り益が減少し、与信費用は増えた。
関根正裕社長は同日の記者会見で、25年6月の民営化に伴う新たな経営戦略の検討状況を説明した。全国の支店網を活用して主要顧客である中小企業を地方自治体や地域金融機関、ファンドなどと結びつける機能を強める構想を提示した。関根氏は「個別企業を支えることにとどまらず、情報やデジタルとつなげることに焦点を当てたい」と話した。
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