立地計画認定書の交付後、記念撮影に応じるリードコナンの伊東正文代表取締役㊥ら(19日、島根県庁)

システム開発のリードコナン(盛岡市)は約4億円を投じて松江市内に事業所を新設する。2027年11月に稼働予定だ。自治体の業務システム標準化などを背景に受注が拡大していることに対応する。19日、島根県の丸山達也知事から立地計画認定書の交付を受けた。

同社は住民税課税支援システム「税務LAN」などを展開。全国600以上の自治体が採用している。

22年に山陰開発センターとして松江市内のレンタルオフィスに入居し、税務LANの導入サポートや採用業務などを担ってきた。今回、工業団地の「ソフトビジネスパーク島根」内に用地を取得し、事業所を建設する。

操業後3年間で11名の新規雇用を計画しており、県と松江市から最大5800万円の助成を受ける。同社はプログラマーなどの人員拡充を進め「将来的には山陰に開発機能を持たせたい」(伊東正文代表取締役)としている。

同社の25年8月期の売上高は22億円。新事業所の稼働で25億円程度に引き上げる計画だ。

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