「朝日地球会議2025」オンラインセッションから

 「あなたと考える 激動の世界と地球の未来」をメインテーマに10月下旬に開かれた「朝日地球会議2025」のオンラインセッションの一つ、「『グリーン水素』に取り組むサントリーが描く未来とは?」では、会議を特別協賛するサントリーホールディングスの藤原正明常務執行役員(サステナビリティ経営推進本部長)が講演した。主な内容は以下の通り。

  • 朝日地球会議2025 視聴申し込みはこちらから(2026年1月15日まで)

 水素は利用時にCO2(二酸化炭素)が発生しないクリーンなエネルギーです。化石燃料と違って、サプライチェーン(供給網)も短く、地産地消ができます。ほぼ無尽蔵で、水資源に恵まれた日本ならではの次世代エネルギーの切り札となる可能性があります。

 当社は製造過程でCO2を排出しない「グリーン水素」の利活用をめざしています。国内最大のグリーン水素の製造設備が山梨県北杜市に完成。フル稼働した場合の水素製造能力は年間2200トン、CO2の排出削減量は年間1万6千トンに達します。製造した水素は「サントリー天然水 南アルプス白州工場」のボイラーの熱源として使い始めています。水素の地産地消を実現し、東京都内への水素供給(外販)もめざします。

 これらが実現すると、「水を育む」「水素をつくる」「使う」「運ぶ」「売る」を一気通貫で行うグリーン水素に関するフルバリューチェーンの会社となります。その可能性を広く発信し、環境負荷の少ない未来実現へのフロンティアをめざして参ります。

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