スターバックスコーヒージャパンは21日、JR新横浜駅の東海道新幹線ホームに持ち帰り専用の新店舗を開く。駅のホームへの出店は同社で初めてだという。
新店舗は下りホームの11号車付近にあり、午前6時半から午後9時半まで営業する。豆をひき、カップに注ぐまでの作業は全自動。できあがると1~20の番号を振った棚に自動で入れられ、最大20杯保管できる。従業員は2人で、棚と同じ番号が書かれたレシートを持つ客へコーヒーを提供する。担当者は「『いってらっしゃい』などと声をかけて手渡しすることを大事にしていきたい」と話す。
出発前の短い時間でもスムーズに提供できるよう、ドリンクメニューは「ブリュード コーヒー」のホットとアイスのみ、サイズもトールのみだ。豆はホット3種類、アイス2種類。スコーンやクッキー、スナックなど、常温保存できる軽食も8種類ほど扱う。
回転率を上げるため、オーダーパネルと完全キャッシュレス決済を導入。交通系などの電子マネー、クレジットカード、QRコード決済には対応しているが、スターバックスカードは利用できない。また、スマートフォンで事前に注文するモバイルオーダー&ペイは受け付けていない。
2026年以降、別の新幹線の駅ホームへ出店を検討する。同社は「席に座ってほっとした時、1杯ずつ豆をひいていれた上質なコーヒーがあると旅の出発がよりわくわくしたものになるはず」と話している。【鴨田玲奈】
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