決算記者会見するロイヤルホテルの植田社長(14日、大阪市)

「2030年の統合型リゾート(IR)開業までに海外とのパイプを太くする必要がある」と話すのはロイヤルホテルの植田文一社長だ。海外の旅行業者向けに専門の営業部署を立ち上げ、PR活動に余念がない。

大阪・関西万博の開催もあり、25年4〜9月期の連結最終損益は3億9800万円の黒字(前年同期は4億7300万円の赤字)と、6年ぶりの黒字を確保した。万博会場内で国家元首などをもてなす迎賓館の運営を担い、大阪や京都のホテル宿泊も伸びた。万博閉幕後も「客数が急に減った感覚はない」。

28年には神戸・有馬に初の温泉リゾートホテル「ノワ・バイ・リーガ」を開業する。「神戸牛などの地元食材が豊富で料理の強みを発揮できる」という。積極的な顧客開拓と事業創出で成長を維持する考えだ。

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