ソフト99コーポレーションは21日、2026年3月期の年間配当を前期比4円高の47円にすると発表した。MBO(経営陣が参加する買収)に向けて実施したTOB(株式公開買い付け)の成立を条件に配当をしないと決定していた。TOBが不成立となったため中間配当の実施を決議し、年間配当の予想も修正した。

あわせて、26年3月期の連結純利益が前期比4%減の28億円になりそうだと発表した。従来予想の25億円から上方修正した。自動車のガラスケア製品や半導体製造ラインの洗浄工程で使う製品の販売が想定を上回って伸びる。売上高は4%増の308億円、営業利益は2%増の41億円と、それぞれ5億円、4億7000万円上振れする。

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