21日に閣議決定された経済対策の予算規模について、財政規律を求める一部の自民党議員から異論が出ています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「膨張した経済対策の予算規模と自民党内の反応」について解説します。
Q 経済対策の予算規模が膨らんだって聞いたよ。どうしてそんなに増えたの?
A 自民党内や日本維新の会などから追加要望が出たため、最終的に20兆円を超える規模になりました。
Q そんな中、河野太郎元デジタル相が何か言ったの?
A 河野氏は18日の党政調全体会議で「こんな自民党になって悲しい」と発言し、公然と批判しました。
Q 他の議員はどんな反応だったのかな。
A 予算の追加要望ばかりだった会場は一瞬、凍りつきましたが、賛同する意見は続きませんでした。ただ、出席したベテラン議員は「まさに正論。心の中でうなずいた人は少なくない」と理解を示しましたが、今の自民党内では大勢ではないようです。
Q 河野氏は自身のX(ツイッター)でも何か発信したの?
A その後、河野氏はXで、新型コロナウイルス禍以前に補正予算が10兆円を超えたのはリーマン・ショックや東日本大震災の時に限られ、「危機という状況でもないのに昨年の補正予算額を超えろという声が大きい」と指摘し、一定の財源の中で予算配分してきた自民党の姿勢が失われつつある現状を嘆きました。
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