
アマダは大型鋼材を自動で切断できる新型レーザー加工機「VENTIS-6225AJe」を開発した。厚さ32ミリメートルの鋼板でも安定した品質を維持しながら連続で切断できる。橋や建物向け部材など幅広い加工需要を取り込む。
新型レーザー加工機は縦約6メートル、横約2メートル50センチまでの大型の鋼板に対応する。切断前後の鋼板を自動で入れ替える装置と組み合わせて鋼材加工会社などに提案する。新型レーザー加工機は複雑な形でも切り出せるほか、高硬度の鋼板や表面処理を施した鋼板を安定した品質で切断するのに適しているという。
鋼材加工ではこれまでガス式の溶断装置を使うことも多かった。アマダのレーザー加工機は細いレーザー光を振動させながら照射する独自技術で表面処理した部分の変性を防ぎながら効率的に切断できる。また装置内で切断するため工場内での粉じん削減や省スペース化にもつながる点などもアピールする。
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