日本政策金融公庫名古屋支店が25日発表した愛知県内の2025年4〜9月期の創業融資実績(創業前および創業後1年以内)は、金額が前年同期比13%増の45億円だった。融資先数も845先と11%増えた。ともに上期として増加は2年連続。国内最大の新興育成拠点「ステーションAi」(名古屋市)が24年10月に開業したのを受け、起業支援が活発になっている。

日本公庫はステーションAiでスタートアップの融資相談を受けており、地銀との連携も活発になっている。25年6月には名古屋銀行などと物流のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するknewit(ニューイット、東京・千代田)に協調融資を実施した。

日本公庫名古屋支店の担当者は「ステーションAi開業を契機に、起業という選択肢が認識されやすくなっている」と話す。年代別でみても全年齢層で融資先数が伸びた。業種別ではサービス業や教育・学習支援業の伸びが目立った。

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