JR徳島駅前の商業施設アミコビル

JR徳島駅前の商業施設アミコビルを巡り、管理運営を担う第三セクターの徳島都市開発(徳島市)が、ビル再生のために同市から受けた20億円の融資の返済期限延長と追加融資を求めていることが分かった。

市議会まちづくり対策特別委員会で市側が明らかにした。延長を求めている融資は、2020年に「そごう徳島店」が撤退した後、アミコビルのリニューアルオープンに向けて21年に同市が貸したものだ。ただ、リニューアル後も経営状況が改善しておらず、徳島都市開発は営業赤字が続いている。

市は融資が円滑に返済されるよう、黒字化に向けて同社に長期収支計画の見直しを求めていた。徳島都市開発側から19日、テナント誘致に向けた設備投資ができないといった厳しい財務状況などを理由に「収支計画の作成は困難」との回答があった。

同時に、計画書を作成するため27年7月から始まる融資返済の期限を猶予するほか、テナント誘致や運転資金のための追加融資などを求めたという。

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