
東京都武蔵野市は26日、コミュニティーバス「ムーバス」の運行開始から30周年を記念し、吉祥寺駅北口で式典を開催した。1995年に同駅の東側を循環する路線でスタート。高齢者など地域住民の足として、交通が不便な地域に自治体が小型のバスを運行する先例となった。
現在はJR中央線の吉祥寺、三鷹、武蔵境の各駅を起点に7路線9ルートを運行する。同市の小美濃安弘市長は「ムーバスが30年間走り続けてきたのは武蔵野市の誇り」と挨拶。そのうえで「バスの運転手不足やニーズの多様化など公共交通の環境は急激に変わっている」と述べ、持続可能なコミュニティーバスの役割を議論していく考えを示した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。