動画配信大手のU-NEXTは26日、11月で有料会員数が500万人を突破したと発表した。サッカーやゴルフ、格闘技などスポーツのコンテンツがけん引した。国内企業による会費が月1000円以上の定額制動画配信サービス(SVOD)で会員が500万人を超えるのは初という。
U-NEXTはあらゆるジャンルで作品数を重視する全方位の戦略をとっており、スポーツやテレビドラマ、映画などを幅広くそろえてきた。動画数は11月時点で42万本に上る。電子書籍も124万冊以上配信しており、26年8月期には音楽配信のサービスも提供を開始する予定で、動画以外のコンテンツも拡充している。
U-NEXTは07年に「GyaO NEXT」としてサービスを開始し、23年5月に有料会員数が300万人に到達。同年7月には民放系の動画配信サービス「Paravi(パラビ)」を統合してドラマなどを拡充すると、会員数は同年9月に400万人を超えた。
調査会社のGEM Partners(東京・港)の推計によると、2024年のSVODサービスの国内市場規模は前年比4%増の5262億円に上る。U-NEXTのシェアは米ネットフリックスの21.5%に次ぐ2位の17.9%だ。3位以下は米アマゾン・ドット・コムの「プライム・ビデオ」やDAZNなどが続き、競争は激化している。
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