ぴあは大阪・関西万博のチケット販売などが好調だった(写真は大勢の来場者でにぎわう万博会場)

ぴあが14日発表した2025年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比2.6倍の15億円だった。大阪・関西万博のチケットや関連ムックの売れ行きが好調だったほか、海外人気アーティストの来日公演や人気グループの全国ツアーなども追い風となった。

売上高は33%増の136億円だった。音楽ライブやスポーツイベントの活況で、取扱高ベースでの売り上げは四半期としては過去最高を記録した。

2026年3月期通期の連結業績については「関連出版物の返本など、万博の余波も見込まれる」として従来予想を据え置いた。売上高は前年比4%増の470億円、純利益は45%増の23億円を見込む。

25年3月末時点で8億7400万円のマイナスだった利益剰余金は6月末に6億8900万円のプラスに転じた。ぴあは21年3月期から無配が続いているが、26年3月期は期末に10円の配当を予定している。

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