アステラス製薬の眼疾患治療薬「アイザベイ」

アステラス製薬は27日、眼疾患治療薬「アイザベイ」を日本で発売したと発表した。加齢黄斑変性という眼疾患向けで、目の細胞の機能が中心部から衰える「地図状萎縮」の進行を遅らせる国内初の治療薬となる。眼科領域に強く、販売で提携する千寿製薬と共同で医師向けの情報提供を進める。

地図状萎縮を発症すると視力低下を引き起こす可能性がある。国内では約10万人が罹患(りかん)していると推定されており、適切なタイミングで治療を受けないと失明や重度の視覚障害に至るリスクがある。アイザベイは最初の1年は月1回、13カ月目からは2カ月に1回、注射で投与する。

今回の発売による業績影響は2026年3月期の連結業績予想に織り込み済みとしている。21日に千寿製薬と販売パートナーシップの契約を結んでいた。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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