記者会見する東北経済産業局の佐竹局長(27日、仙台市)

東北経済産業局は27日発表した東北6県の9月の鉱工業生産指数(2020年=100、季節調整済み、速報値)は106.6で、前月から2.8%上がった。上昇は4カ月ぶり。16業種のうち14業種が上昇し、2業種が低下した。「持ち直しの動きがみられる」との基調判断は据え置いた。

半導体関連を含む電子部品・デバイス工業は前月比6.8%上昇の133.3。化学・石油製品工業は6.8%上昇の134.5で、全体を押し上げた。半導体製造装置など生産用機械工業は10.8%下落し、128.3だった。

佐竹佳典局長は27日の記者会見で「東北は半導体のウエートが大きい」と指摘。そのうえで「人工知能(AI)需要が非常にあり、モス型IC(メモリー)が好調だ。メーカーは(需要を見越した)計画通り生産しており、指数が上向いている」と分析した。

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