厚生労働省は27日の社会保障審議会医療保険部会で、自営業者らが加入する国民健康保険の保険料(医療分)の年間上限額を来年度から1万円引き上げ、93万円とする案を示し、了承された。引き上げは5年連続。
国保保険料は、基礎額と後期高齢者医療制度への支援金を合わせた「医療分」と、40~64歳の加入者が払う「介護保険料」で構成されている。市区町村ごとに異なるが、上限額は国が設定している。
据え置きとなる介護保険料を合わせた新たな上限額は110万円になる。高齢化の進行で膨張する医療費の抑制に向けて応能負担を進めており、近年はほぼ毎年上限額が引き上げられている。【鈴木理之】
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