JR九州は鹿児島線などの基幹路線でも自動運転を本格導入する(同線での自動運転の操縦訓練、24年)

JR九州は27日、鹿児島線と日豊線の一部区間において、営業列車の自動運転を12月1日から本格導入すると発表した。異常時に備えて運転士が乗車するが、基本的な速度調整などは自動で管理する。2027年末には運転士が乗車しない自動運転の導入を目指す。車両の改造費用などに約30億円を投じる。

鉄道の自動運転レベルは「GoA(Grade of Automation)」という国際指標があり、0〜4に2.5を加えた6段階で示される。レベル0は全ての操作を運転士が目視で担う段階で、レベル4は無人運転をさす。

12月からは鹿児島線の門司港―荒尾間、日豊線の小倉―宇佐間でレベル2の自動運転を始める。運転士が乗り込んで緊急停止や遅延時の運転操作に備える。

鹿児島線の門司港―小倉間、日豊線の小倉―宇佐間では27年末までに、運転士が乗務しない「レベル2.5」での営業運転も目指す。運転士免許を持たない車掌などが乗り込み、緊急時の対応に備える。古宮洋二社長は「乗務員が効率的に運用できるようになるので、自動運転をどんどん進めたい」と述べた。

JR九州は20年から香椎線の営業列車で自動運転に着手し、24年には鹿児島線の折尾―二日市間でも営業列車の自動運転を実証してきた。鹿児島線のような基幹路線でも自動運転が導入できるとみて、対象区間を広げて技術レベルを高める。

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