ふるさと納税などのチェンジホールディングス（HD）は、2026年4月から神奈川県藤沢市立の全小学校35校で、登下校時の子供の見守りサービスを始めると発表した。各学校の通学路に見守りスポットを設置し、希望する対象の全ての子供に見守り端末を無償で配布する。

藤沢市の教育委員会、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」技術を手掛けるotta（福岡市）と見守りサービスの導入に関する協定書を締結した。

ottaが提供するIoTを活用した地域参加型の見守りサービス「otta」では、見守り活動に協力する地元住民のスマートフォンに無料アプリ「見守り人」をインストールしてもらう。見守り端末を携帯する子供が、同アプリを導入した住民や見守りスポット付近を通過すると位置情報を記録する仕組みだ。

対象者は2026年度に入学する1年生と在校生の2〜6年生で、無料と有料のサービスを提供する。無料サービスでは、保護者が万が一の際に警察などの公的機関に問い合わせると記録した位置情報を確認できる。有料サービスでは、記録された位置情報を保護者が自身のスマホで確認できるほか、あらかじめ設定した見守りスポットを子供が通過すると通知を受け取れる。

チェンジホールディングスとottaは、4月に業務提携を締結して以来、国内8万カ所以上の見守りスポットを整備するなど全国でottaの導入を進めている。

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