
大阪ガス子会社で研究開発を受託するKRI(京都市)は1日、蓄電池の試作を手掛けるエナックス(東京・文京)を買収すると発表した。エナックスの主要株主で大和証券グループ本社系の投資ファンドなどから株式を取得し、完全子会社にする。
買収額は明らかにしていない。成長が見込まれる蓄電池の研究開発領域を広げ、電池材料メーカーなどからの需要を取り込む。
KRIはエナックスが強みとする量産前の試作を充実させる。KRIは2024年に初期段階での試作などを手掛けるエス・イー・アイ(津市)を完全子会社にしており、蓄電池の研究開発に一貫して対応できる体制整備を急ぐ。
KRIは、エネルギーやバイオ、材料技術の受託研究機関として大阪ガスが1987年に設立し、90年代後半から蓄電池の研究開発に取り組んでいる。KRIが2030年の実用化に向けて開発を進めている電気自動車(EV)の電池寿命を5倍以上にする技術にもエナックスの試作力を活用する考えだ。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。