新発田工場での避難訓練の様子(25年9月)

米菓製造の三幸製菓(新潟市)は、労働安全衛生の分野で国際規格を取得したと発表した。経営層が安全衛生に対する方針を示し組織全体に浸透させていることや、避難訓練といった安全衛生活動に従業員が積極的にかかわっていることが認証機関から評価された。

英国の第三者認証機関の監査を受け、「ISO45001」の認証を10月中旬に得た。認証登録の事業所は本社、新発田工場(新潟県新発田市)、荒川工場(同村上市)。本社近くにある開発拠点の「Vステーション」も登録範囲に含まれている。

三幸製菓は2022年2月に工場での火災事故を起こした。事故以降、経営層を中心に安心安全の文化を社内に根付かせるため、職場環境の改善に取り組んできたという。10月に牛膓(ごちょう)栄一氏が新社長に就任したが、引き続き安全面の整備を進めていく方針だ。

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