関西国際空港、大阪国際(伊丹)空港、神戸空港の3空港を運営する関西エアポートが1日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比34%増の226億円だった。大阪・関西万博に合わせて国内外の利用客が増えたことが寄与した。神戸空港が4月に国際線チャーター便の運航を開始したことも収益を押し上げた。

売上高にあたる営業収益は18%増の1397億円、営業利益は29%増の394億円。ともに過去最高を更新した。主力の関西国際空港では3月に発着枠を3割以上拡張したことも奏功した。同期間の国際線旅客数は1386万人に上ったという。直営免税店の売り上げも2割伸びた。

関西エアポートの山谷佳之社長は「万博に伴って来日する海外の要人で関空を経由するのは全体の50%程度と見込んでいたが、実際は80%だった」と話す。アクセス面の良さなどから「空の玄関」として存在感を示した格好だ。

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