生クリームのみの装飾としたローソンのクリスマスケーキ(2日、東京都品川区)

ローソンは2日、クリスマスケーキとおせち料理の商品説明会を開いた。物価高で節約志向が強まるなか、小さめの食べきりサイズを増やした。ホールケーキは2000円台、おせちの一段重は5000円台の商品をそろえる。規格外の食材を使ったり、飾り付けを簡素化したりなど価格を抑える工夫を施して若年層の需要を取り込む。

予約の受け付けはケーキが18日まで、おせちは25日までとする。全国のローソンで予約が可能で、店頭での受け取りができる。おせちは一部、宅配にも対応する。

2〜3人用のホールケーキ「Uchi Cafe 小さなスノーボンブ 3.5号」(2420円)は、直径11センチメートルと小さめのサイズにして価格を抑えた。「同 シンプルショートケーキ 5号」(2290円)は生クリームのみのシンプルな飾り付けとし、各自でトッピングを楽しめる。400〜1500円台の個食用ケーキも12品目そろえる。

規格外品を使ったローソンの一段重おせち(2日、東京都品川区)

おせちは5000〜1万円台前半の商品を充実させた。2人向けおせち「Mottainaiおせち一段重」(5680円)は、規格外品を使って価格を抑えた。「和洋中おせち一段重」(1万750円)は原材料を見直し、前年よりも1割ほど安い価格に設定した。

物価高で節約意識が高まる一方、年末年始は豪華なケーキやおせちを食べてぜいたくをしたいと考える消費者も少なくない。イチゴを50個使った1万5000円弱のホールケーキや、有名料亭「京都吉兆」が監修した2万円強の二段重おせちなども用意する。商品ラインアップの価格帯を広げて幅広いニーズに対応できるようにする。

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