住友ゴム工業は3日、マレーシア、シンガポール、ブルネイの各地域でタイヤなどの「ダンロップ」ブランド商標の独占使用権を、コンチネンタルタイヤマレーシアグループから取得すると発表した。住友ゴムは米グッドイヤーから欧米などのダンロップブランドのタイヤ事業を5月に買収した。同ブランドを活用した販売エリアを広げる。

買収額は非開示だが、10億円弱とみられる。2026年1月からマレーシアなど3地域でダンロップブランドタイヤの販売が可能になる。

住友ゴムは同日、ブランド戦略発表会を開いた。山本悟社長は「グローバルでダンロップが復権するというのろしをあげるイベントだ」と強調し、「ダンロップブランドを再構築する」と述べた。

社名は変更しないものの、26年からコミュニケーションブランドとして「ダンロップ」を呼称として使用するという。一部地域の販売会社の社名もダンロップを組み入れる形に変更する。

今回の買収で、住友ゴムが4輪タイヤでまだブランドを使用できないのはインドのルイアグループが権利をもつインド地域のみになる。

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