中部電力ミライズは4日、蓄電池の制御を手掛ける伊藤忠商事子会社のグリッドシェアジャパン(GSJ、東京・渋谷)に出資し、業務提携したと発表した。出資額は非公表。GSJは人工知能(AI)を使い家庭用蓄電池を遠隔で制御する事業を手掛ける。太陽光発電など再生可能エネルギーの拡大に伴い、需給のバランスを整える蓄電池の普及拡大で連携する狙い。

中部電力ミライズはこれまでも家庭用蓄電池の放電や充電を遠隔で操作するサービスを提供してきた。AIなどを活用するGSJの技術とあわせて節電につながる新しいサービスを開発する。

中部電力ミライズとGSJは2022年に電池で電力需給のバランスを調整するDR(デマンド・レスポンス)の実証を行った。中部電力ミライズが電力の逼迫をGSJに伝え、GSJが遠隔で蓄電池を放電することなどで電力調達コストを削減した実績を持つ。

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